Art

2011年7月30日 (土)

日本最大の美術見本市

仕事の帰りに東京国際フォーラムで開催されております「アートフェア東京2011」へ行ってまいりました。

毎年、春に開催される「アートフェア東京」ですが、今年は震災の影響で7月に延期になりました。このイベントは、日本の古美術や工芸、絵画に現代美術、海外のあらゆる美術品などが一度に見られる、かなり見応えのあるものです。雑誌などで見た旬の方の作品が、実際に見られる貴重なイベントでもあります。ちなみに購入もできるようです

いつも思うのですが、独特な雰囲気があり質の高い作品がいっぱいで、異空間に迷い込んだようになります。特に現代美術は不思議なArtが満載。日常では触れることのない作品を見られるのは、とても素晴らしいですね。このイベントは3日間限りなんですが、たまには異空間に迷い込んでみるのもいいかもしれませんね。。。

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アートフェア東京2011 7月29(金)ー7月31日(日)東京国際フォーラム 

明日まで

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2011年5月28日 (土)

写楽

先日…いやかなり前です上野の東京国立博物館で開催中の「写楽・特別展」へ行ってまいりました。今回の展示は、写楽の作品だけでなく、その同時代に活躍した絵師たち(喜多川歌麿、歌川豊国など)の作品もたくさんありました。第一と第二会場に分かれていて、主に第二会場で写楽の作品をじっくり観ることができましたよ。

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さて…写楽という名前だけは聞いて知っていましたが、どのような人物かは定かではありませんでした。皆さんも名前とこのような絵は見たことがあると思います。写楽展で作品を観ていくうちに、どうやら謎に包まれた人物であるという。何だか興味がわいて調べてみたくなりました。そして今、なぜ写楽が注目されているのか。できるだけわかりやすく…?書いてみたいと思います。

「東洲斎写楽」(とうしゅうさい しゃらく)とは、江戸時代に、突如として現れたの浮世絵師(うきよえし)の名前であります。寛政6年(1794)5月、豪華な歌舞伎役者の大首絵28図を出版し(上の写真)、華やかなデビューを飾りながら、10ヶ月間に145枚の浮世絵版画を残し、忽然と姿を消してしまった人物。

浮世絵とは、江戸時代の庶民的な絵画を浮世絵と言い、過去でも未来でもない「浮世」つまり現世。当時の最先端の社会風俗画のことです。肉筆画と木版画があり、今回の展示品は木版画。大首絵(おおくびえ)とは、上半身の大胆な構図、表情だけで物語を伝えるという 当時にしては新しいものでした。

写楽がなぜの浮世絵師と呼ばれたのか…それはその正体が誰なのか いまだわかっていないからで。有名な絵師、北斎(ほくさい)や歌麿(うたまろ)は本名が明らかになっております。しかし写楽だけが記録にも殆ど残っておらず不明のままでした…。がしかし。

先日、ちょうどNHKで写楽の特集をやっていたので見てみると、正体不明には いくつかの説があったようです。そして冒頭にも書いたように、今なぜ写楽が注目されているのか。それは これまで木版画の作品と古い文献だけで あらゆる研究者たちがどのような人物かを推測してきました。それがなんと遠く離れたギリシャのコルフ島にあるアジア美術館で、写楽の肉筆画が見つかったのです。それをもとに謎がようやく解けてきた… ものすごい発見ですよね(≧∇≦)肉筆画とは、絵師が筆で書いた絵。正真正銘、同じものが2つとないものです。写楽の肉筆画かどうか見分けるポイントとして重要な鍵は、耳だそうです。耳だけは無意識に同じように描いてしまうらしい。なるほど、確かに耳は同じでもあまり差し支えないねぇ(笑)

写楽の正体は…どうやら当時の能役者、斉藤十郎兵衛(じゅうろうべえ)というお方が描いたものと言うのが有力説のようです。この方…決して有名な能役者ではなく、舞台の脇で存在感を消すワキツレという役しか演じることができなかったお家柄の人物。本名を明らかにしなかったのは、能役者は武士に位置づけられ、武士は今でいう本業以外の副業は、ゆるされていなかった。武士たるもの浮世絵を描くなどもっての他…ということです。

そこで面白いことがわかりました。東洲斎写楽の名前の由来です。斉藤十郎兵衛斉・藤・十を置き換えて 藤・十・斎(とう・じゅう・さい)…→ 東洲斎 写すことを楽しむと書いて写楽。としたのではないかですと。なんと…。名前は明らかにしなくとも 自分が描いたという証を残していたとは、なんとも洒落ていますよね。

そして何故、わずか10ヶ月で忽然と姿を消したのか…。これには、浮世絵の版元、蔦谷重三郎(つたやじゅうさぶろう)の存在が関わっているようです。版元とは、出版社。当時の木版画は分業されており、絵師写楽が下絵を描き、それを彫師(ほりし)たちが版木に貼り写したものを彫る(一色一枚)。そして刷師(すりし)たちが 彫られた版木に色をそれぞれつけて紙に刷っていくわけであります。肉筆画と違い、何枚も同じものを刷ることができます。それを舞台が始まる直前に(今でいうプログラム?)売るのである。この一連の作業を版元で行うのです。

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ちょっと余談ですが、上の写真に「東洲斎寫楽画 印 の下に 山型に蔦のマーク」があります。これは蔦谷重三郎の元で刷られたものという印で、写楽の作品すべてに入っております。もしどこかで歌舞伎役者の版画を目にした際に「東洲斎寫楽 山に蔦」があれば それは写楽の作品ということです。これを覚えておくと サラっと「あ…写楽の作品だ」。。。などと言えてしまいます(≧∇≦)(笑)

話は戻って。。。何故、姿を消したのか…。写楽の作品は10ヶ月の間、大首絵の豪華版から サイズが小さくなった等身大の絵へと徐々に変わっていきます。紙質も薄く粗悪なものなっていったようです。それは…写楽の版画は売り絵だということ。版元は、売り上げを伸ばすために 紙質を落とし小さくして枚数を増やせば だいぶ儲かりまっせー(`∇´)。そうして版元の要望を聞き入れていき次第に個性が薄れいった。そうなると何だか魅力もなくなってしまったようで、客が離れると同時に 他の出版社から新たな絵師が続々と登場しました。こうした中で、写楽の歌舞伎絵は次第に影を潜めていき 姿を消してしまったようです。はたまた絵師としての人気が落ち、版元に首にされたのかもしれない。と…いくら勝手に推測しても いまの時代背景とはまったく違うので、思いもよらない理由で描くことをやめてしまったのかもしれないですね。

さて…正体は明らかにしなかったものの、写楽にとって歌舞伎絵を描くとは、どういうことだったのかという謎が残されています。能役者としては存在感を消さなければならない役だったのに対し、描くことで自分という存在を表現し この世に残したかったのでしょうか。はたまた生活のために描いていたのでしょうか。

写楽は…夢や想像を膨らまして ただ描くことを楽しんだのではないか。それが生き生きと描かれたデビュー作、大首絵28図に表れているように思えてならない。写楽の作品の特徴は、人物が曲線的であり、人間的である。歌舞伎の女役は男が演じるので首も太く決して美しいとはいえず、脇役にも光を当てて表情豊かに描いている。見ていると歌舞伎がわからない私でも、声色をつかった話声や物語の面白さが伝わってくるようです。

人物像は明らかになっても、写楽の心は誰にもわからない。あれだけの絵師が10ヶ月で姿を消したことで謎が生まれ、200年もの年月が経っても人々の関心を引き付ける写楽の魅力満載の「写楽・特別展」は一見の価値はあると思います。興味のある方は是非、お出掛けくださいね。6月12日(日)まで。詳しくはWebで →写楽

それにしても昔の人は粋で多才な人が多いですね。歴史を紐解くと本当に面白い。写楽という人物が少しだけ理解できたかなぁ。。。どうでしょうか。。。またいつか写楽の作品と出会ったら、違った見方ができそうで、こつこつと勉強してよかったです。

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長くなりました。

最後までお付き合いくださいまして ありがとうございました(*_ _)。。。

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2010年11月21日 (日)

美しい美術館

先日、表参道にあります根津美術館へ行ってまいりました。表参道駅から歩いて7~8分、ブランドショップが立ち並ぶ道を歩いていくと、根津美術館が見えてきます。

「南宋の青磁」(終了しました)行こう行こうと思いながら、また終了ギリギリになってしまった。平日の朝一だったので あまり混雑はなく、ゆっくり観ることができました。

南宋とは、中国の王朝のひとつ(1127~1279年)で、今から約700年前、その時代に作られた器たちの展示でございます。日本で言うと、平安時代から鎌倉時代にあたります。

展示品の説明も書きたいところですが、まだまだ勉強不足で書けるほどの知識はないです。勉強しながら…と思いましたが、年を越してしまいそうなので、そのうち書けるようになったらアップしようかな。今日は大変美しい美術館でしたので こちらをご紹介しますね。

まず、入り口からフロントへのアプローチが素晴らしかった。竹を使って車道とを区切り、一瞬にして別世界に来たような ピリリとした空間になっていました。

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入館してすぐにガラス張りの館内から外の庭園が目に飛び込んできます。この庭園が大変素晴らしかったのです。手入れはされていますが、自然と調和していて、整いすぎてないところがよかった。

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紅葉も始まっていました。楓や銀杏などは色付き、まだ緑も残っているので さまざまな色のコントラストが素晴らしい眺め。小旅行にでも来たような気持ちになります。都会の真ん中にこんなステキな場所があったとは・・・。園内には大きな池があり、茶室もいくつかありました。

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至るところにドングリが落ちていて 久しぶりに帽子をかぶったドングリを見ましたよ。かわいいでしょ。右の写真は紫式部。季節を感じさせる花々は、ひっそりとした佇まいで咲いています。

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四季折々の景色が楽しめて、雪景色もまたよさそう。大切な人と…たまにはこんな場所で、美術品と自然を楽しみ のんびりと過ごすのもよいですね。私はひとりだったけどね…(≧∇≦)

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トトロが大好きな甥っ子ちゃんへのおみやげです。。。

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2010年10月27日 (水)

蜘蛛

昨日の深夜、東京で木枯らし1号が吹いたそうで。そういえば風が強い夜でした。今朝は一気に気温が下がり寒かったですね。。(≧ヘ≦)さぶっ マフラーや手袋をしている人もいましたよ。そろそろ紅葉を楽しめる季節になってきたようです。近所の公園へ紅葉狩りに行ってみようかなぁ… 近っ。

さて催事は終わり、ゆるゆるとしたいところですが 毎日が慌ただしく過ぎて行きます。先日の催事で ちょっと面白い話を聞いたので書いてみますね。

美術品や着物などに さまざまな文様が描かれていますが、そのほとんどが中国から伝わったもので それぞれ意味が込められています。たとえば「松竹梅」。松は長寿や節操を表し、竹は常緑を保ち早い成長、梅は寒いなかでも花開き春の訪れを示す。冬の厳しい寒さに耐え「歳寒の三友」と呼ばれ困難に耐え抜き花開くという おめでたい文様として 多く描かれています。

そして今回の催事で教えて頂いた蜘蛛(くも)の文様の意味。この写真は蜘蛛文様の根付。根付は、印籠や煙草入などの提げ物に付けて使うものです。蜘蛛が張り付いているのがわかりますか?

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いろいろな蜘蛛(くも)の文様を時々みかけますが、虫が苦手な(´-д-`)私としては、あまり好ましくないと思っていました。でも意外な意味が隠されていましたよ。

蜘蛛は吉祥を告げる文様で「下がり蜘蛛があれば愛しい人に逢える」というもの。よく「朝蜘蛛は縁起がいい」と言いますが そんなところから来たのでしょうか。この根付も 蜘蛛の文様に愛しい人への想いを込めて身に付けていたのかもしれませんね。その方のお話では、服に蜘蛛が付いていたら もうすぐ好きな人に逢えるという暗示だそうで。たまたま その話を聞いた前日の夜に付いてたのよ(笑)ゴミかと思ったら蜘蛛でした 。。。何だかちょっと蜘蛛文様も好きになれそうです。

でも夜蜘蛛はよくないって言いますよね。。。夜だったな。戸締りして寝ようっと

ではでは。。。

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2010年10月 6日 (水)

鍋島

一雨ごとに空気は澄みわたり、季節の移り変わりを感じる今日この頃。今朝、出勤途中に どこからともなく金木犀の香りがふんわり漂ってきました。徐々に秋が広がってきてますね。なんでも今年は寒くなるのが早いとか…。猛暑の次は厳冬ですかね。カラダにこたえます。。。(ノ_-。)

今日は先日行ってまいりました、美術展の話題を。

東京ミッドタウン(六本木駅から地下通路直結で行けます)にあります、サントリー美術館で開催中の「誇り高きデザイン鍋島」展へ行ってきました。以前から「鍋島焼」というものは知っておりましたが、今回の展覧会で、この美しい磁器の背景には歴史的ドラマがあったという興味深い事実を知ることができました。

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鍋島(なべしま)とは、江戸時代に佐賀・鍋島藩で、藩主が将軍や特定の大名への献上品、贈答品のためだけに作られていた特別な磁器です。作品の器形、図柄なども藩おかかえの絵師によって厳しい製品管理の下で作成されていました。このため鍋島の存在は一般には目にすることなく 現在でも鍋島様式の作品に出逢えることは ほとんどありません。それほど貴重な作品です。

さて歴史的ドラマを紐解いてみます…。

西暦1600年、天下分け目の「関ヶ原の戦い」で鍋島藩は豊臣方について敗れ、徳川家との関係修復のため 当時、高級品だった中国の景徳鎮窯(けいとくちんよう)の焼き物を献上していました。しかし1644年、中国で明清王朝交替で内乱が勃発。中国磁器の輸入も止まり、鍋島家が自ら将軍家への献上品を作らざるを得なくなったのです。

そして反徳川方についてことが負い目となり、藩の存亡の危機を感じながら、毎年 将軍家に納める「例年献上」となったそうです。「例年献上」とは全国の大名に課された義務であり、大名たちにお金を使わせ、将軍、幕府に反抗する大名の力をそぐ意味もあった。「参考資料:サントリー美術館図録より」

この「例年献上」が日本磁器で最高峰と言われる「鍋島焼」誕生ドラマです。最高の技術と最高の意匠をもって作られた鍋島は、将軍家への忠誠心の表れだったという政治的背景を垣間見ることができました。

下の写真からもわかるように、図案などはほぼ正確に写して 高級磁器を開発していたことがわかります。左の大皿が中国の景徳鎮窯の作品で、右のブルーの大皿が有田 鍋島藩窯の作品です。比べてみると鍋島の方が線や図柄が正確ですよね。日本人の器用さが伺えます。

色絵山水花鳥文大皿〔佐賀県重要文化財〕

中国 景徳鎮窯の作品        有田 鍋島藩窯の作品 

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さて鍋島の図案は、絵本や能衣装、友禅文様などの服飾デザインから取られたもの多く、非常に洗練されていて 当時の藩主、細工人、大名社会の美意識の高さには ため息がでます。これらは飾皿ではなく、実際に使われていた実用高級食器で、とくに円形の皿類が多く、寸法も一尺(30cm)、七寸(21cm)、五寸(15cm)、三寸(9cm)と限られています。

左から更紗文(さらさもん)、亀甲文(きっこうもん)、壷文(つぼもん)、雲雷文(うんらいもん)と大変美しく気品のある図柄。徳川将軍や大名たちはこのお皿にどのような食材を盛り付けて食していたのでしょうね。

そして明治維新を向かえ約200年続いた鍋島は廃藩となり、鍋島藩窯も消滅しました。

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〔写真はすべてサントリー美術館図録より〕

「誇り高きデザイン鍋島」~10月11日(月・祝)まで 

詳しくはこちら→サントリー美術館

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2010年8月24日 (火)

ブリューゲル版画の世界

夏休みも終わり…ゆるゆると仕事を始めております。しかし暑いですね 夏の終わりが見えない本日も酷暑でした。何事にもやる気が出ず…だらだらとした毎日です。はい。

さて、夏休み中に、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで会期中の「ブリューゲル版画の世界」を観てきました。実は、映画を観るために渋谷へ行きましたが、その映画があまりにも中途半端というか不完全だったので、すぐ目の前のBunkamuraへ寄ったのでした。その映画は後ほど?アップするとして、もうすぐ終了してしまうこちらから書きますね。

まずは簡単にピーテル・ブリューゲル(1525/30-1569)とは、16世紀ネーデルランドで活躍した画家で、聖書の世界、民衆の祝祭、農民の労働などの主題を描いています。ブリューゲルの作品は、みなさんも何処かで目にしていると思います。たとえば「バベルの塔」これは見たことある人多いかな。本物は目にしていなくてもテレビとか雑誌なんかで たまに特集をやっていたりします。

今回は版画展で、ブリューゲルだけでなく 同時代画家の作品も合わせて150点が展示されていました。写真を見てもわかるように、かなり緻密な作品で 細かい描写を一つ一つ見ていくと、奇妙でおどろおどろしく 何か見てはいけないものを見ているような…400年前の作品とは思えないほど、不思議な世界で新しささえ感じます。

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生涯を通じ「人間とは何か」を問い続ける思想家であったブリューゲルの作品で、特に目を引くのが 人間の欲望だったり 傲慢さや嫉妬などの醜さや愚かさを滑稽に描いているところです。少なからずとも誰もが持っている一面をチクリと感じさせるセンスが、観ている私をドキドキさせてくれました。私のようにだらだらと日常や更新を怠けていると…絵の中のキャラクターのように見えてくるのかもしれませんね(/□≦、)いや~ なりたくなーい

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なかなかの見応えで じっくり観たかったのですが、めちゃくちゃ混んでいたのが残念。朝一(10時OPEN)または、夜間(金・土は21時まで)が比較的 空いているようなので 興味のある方は今週末あたり出かけてみてください。

「ブリューゲル版画の世界」←詳細はこちらからどうぞ。キャラクターギャラリーにて作品が見られますよ。体調不良の方は…あまりじっくり観ないように(笑)

Bunkamura ザ・ミュージアム

8月29日までです。

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2010年7月30日 (金)

骨董ジャンボリー

仕事先の店の主人にゆるしを得て、少し早めに上がり 東京ビッグサイトで開催されております「骨董ジャンボリー」へ行ってきました。新橋からゆりかもめに乗って国際展示場で下車。ゆりかもめからの眺めは 夏の海が広がっていましたよ

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「骨董ジャンボリー」とは、和骨董、西洋骨董、TOY&コレクタブルのお店が一同に集まり、骨董ファンにはたまらない?展示即売お祭イベントです。その数はなんと500店舗。ものすごい数です。

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30日は、アーリーバイヤーズデーと言って  入場料は高めですが、業者さんや骨董ファンは早めにいいものを手に入れたい人デーなんです(^-^; 私はお店のものを買いに行ったわけではなく…どんなものがあるか偵察に…??それと知り合いの方も何人か出店していたので、遊びがてら。。。ですかね。

このイベントで人気なのはTOYものだそうで、開場と同時に古いおもちゃめがけて皆 走っていくそうです。確かに見ているだけで楽しい♪何だか懐かしいおもちゃがいっぱいで( ^ω^ )こんなの持ってたなーのおもちゃがイイ値で売られているわけですよ。捨てなきゃよかったよーなものから、何故かアンパンマンのおもちゃまで??何でもありって感じで面白かった(笑)

そうそう… アルフィーの坂崎さんが出店されてましたよ。アンティークカメラをたっくさん売っていて、ファンの方も混じって、そこだけちょっと盛り上がってたかな??あとは西洋もの好きな女優さんも来ていました。和骨董はわりと静かだったかな…。

端から端まで見ましたが…頭がクラクラです(@Д@; せっかく来たから何か1つ…と思いましたが、ものがありすぎてワケわからなくなり、何も買えなかった もう少し時間があったらよかったかな。

興味のある方は 7月31日(土) 8月1日(日)2日間もやっておりますので行ってみてくださいね。

詳細はこちら→「骨董ジャンボリー」 入場割引券もあります♪

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2010年4月29日 (木)

ゴールデンウィーク

さて、今日からゴールデンウィークですね。初日の今日はお天気もよく ちょっと暑いぐらいでした。大型連休の方も、カレンダー通りの方も、お休みのない方もさまざまですが・・・お天気も雨の心配はなさそうで、何処かへ出かけるにはよいですね 私の今年のゴールデンウィークは・・・後半の3連休のみでございます。。。

というのも、4月30日から5月2日までの3日間、骨董まつりが開催されます。過去最高の74軒の美術店・画廊が参加するアートイベントで このイベントに参加しております。

なんとなく美術店や画廊って入りにくい・・・という方や、このイベントを通して さまざまなアートに触れ お気に入りを見つけて頂き さらにお客様を増やしていこうみたいな感じですかね。1998年から始まったようですが 今年は名称も新たに かなり大きく雑誌やWebに掲載しているようです。ロゴもできて なかなかかわいい?(笑) まだ認知度は低いようですが これから先、徐々に盛り上がっていくといいですね。 

そんな中・・・当店はとくに企画もなく・・・平常営業でございます(笑)初日は20時までと長い一日ですが、たくさんお客様が来てくださるといいなぁ(゚m゚*)ちょっと期待薄っ(笑)

よかったらイベントのホームページへいってみてくださいね。こちらからどうぞ→☆

今日は?サクッとこの辺で・・・。

おやすみなさい 

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2010年2月10日 (水)

Alberto Giacometti

だいーぶ更新が滞ってしまいましたが(-.-)zZ、みなさんお元気でしょうか。いつのまにか2月に入り ずーっと寒い日が続きまして冬眠生活をしておりました・・・昨日は何だか春のような暖かさで 勘違いして穴から出てきた次第です・・・なんのこっちゃ まぁ今日も寒い一日でしたね。暫くは寒い日が続くようです。こうして繰り返しながら春に近づいていくのね。待ち遠しい

さて今日は、先日ロンドンで開催されたサザビーズ(Sotheby's )のオークションの話題を。

この不景気の中・・・史上最高額となるアルベルト・ジャコメッティの作品ブロンズ像「Walking  Man」が6500万ポンド(約94億円)で落札されたというニュースが流れましたね。経済不況の影響は美術市場でもみられており、そんななか94億円て??意味わかりません(笑)

このオークションでは少なくとも10人が競って入札し、競りは1200ポンド(約17億円)から開始で、8分後に電話で参加していた買い手が落札したそうです。「Walking Man」は1961年にいくつかシリーズ制作され、25年ぶりにオークションに出品されました。買い手は明らかにされてはいませんが、多分、お金の価値はないぐらいの方なんでしょうね。お金なんて紙切れ・・・と言ってはみたい気がしますが・・・何だか虚しくもあり・・・。

Alberto  Giacometti  「Walking  Man」 183cm

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そんなんでちょこっと調べてみましたよ。サクっとご紹介。

アルベルト・ジャコメッティ(1901年-1966年)スイス出身の20世紀の彫刻家です。スイスのイタリア国境に近いボルゴノ-ヴォに生まれ、主にフランスで活躍しました。ジャコメッティの作品は、針金のように細く長く引き伸ばされた人物像で 彫刻として限界と思えるほどのものです。そして晩年には、絵画や版画なども制作され、なかには彫刻より素晴らしいと高く評価されるほど活躍しました。

現在発行されているスイスの現行第8次紙幣の100フラン紙幣に、彼の肖像が描かれているそうです。知らなかった。残念ヾ(_ _*)。紙幣は使い果たしました(笑)そして紙幣の裏面には「Walking Man」であります。お手持ちの方は・・・見てくださいね(*^ω^*)ノ彡 

おお・・・。この裏面に「Walking Man」・・・。

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ではでは。

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2010年1月30日 (土)

柴田是真

たまには まじめに仕事のことでも書こうかな・・・。ちょっと長くなりますが よろしければお付き合いください。

先日、仕事先のお店で 店主と3月にある催事のDM掲載品について立ち話をしていたときのこと。ただ立って話をしていただけなのに突然・・・コケて床に転がってしまいました店主もいきなり視界から消えたので相当びっくりしたみたいで ∑(゚∇゚|||)私が具合悪くて倒れたのかと思ったみたいです・・・ちょっと青い顔してました・・・スミマセン

私の中では・・・後ろに腰ぐらいの高さの陳列台がある予定で・・・手を置いたらなかったよ(笑)そのまま左手とお尻を強打でもおかしくて笑ちゃいました。両足が完全に上を向いて転がってましたからね m(^Д^)(笑)陳列台は10cmほどズレたところにありましてヾ(_ _*)・・・(笑)自他とも認めるおっちょこちょいですが・・・軽く老い入っているのかな・・・(笑)

本題・・・。そんな中? 日本橋の三井記念美術館で開催されております「柴田是真の漆×絵」展へ行ってまいりました。

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柴田是真(しばたぜしん)とは、幕末から明治に活躍した漆の職人であります。絵、漆、茶、俳句、和歌など、マルチな才能を持ち、(1807-1891年)東京生まれで、一本木で頑固、お酒が好きで情に厚い。そんな是真の作品は、主に漆工芸と漆絵で、1873年のウィーン万国博覧会に出品し高い評価を受け、海外には大変多くのコレクターがいます。今回の展示品100点のうち70点は、アメリカ人コレクター、キャサリン&トーマス・エドソンコレクションの初の里帰り品ということからも その多さが伺えるかと思います。ということで是真さんの魅力を探りに行ってきましたよ。

是真は16歳のころより本格的に日本画を学び、写実的、かつ大胆な絵師として大成しました。その作品とは 色漆で描く漆絵です。簡単なようですが、和紙に粘り気の強い漆で描くことは至難の技で、絵の具のように筆を走らせるとかすれてしまう。ゆっくりと置くようにして描く。これを想像しただけでも気の遠くなるような話です。その色漆は五色に限られていながらも、それを工夫して 漆だけでさまざまなものを見事に表現しています。また漆は耐久性に優れているので、100年以上たったいまでも色鮮やかなままなのです。

こちらの作品は、漆で木の質感までも表現しているのです。これは和紙に描いた漆絵なんですよ。見事ですよね。

花瓶梅図漆絵 1881年   板橋美術館所蔵

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次に漆工芸の面白さをちょっとご紹介します。是真の作品は、金や銀を使った蒔絵などと違い 一見地味な印象を受けます。しかしその細部を見ると 気の遠くなるような漆芸の技がいくつも隠されており、その技をひけらかしたりせずサラリとやったように見せるのが江戸っ子の気質といいます。何だか粋ですよね。何にせよ現代においても苦労は見せずしてサラリとやってしまうのは相当粋な方ですね。

そのサラリとやった作品の一つ 砂張塗盆(さはりぬりぼん)といいまして、地味ですが味のある金属製の菓子器です。銅や錫、鉛などを含ませた合金で出来ており、手に取りますと重みがあり・・・はて? 軽っ?? となる。実はこれは和紙で出来ており それに是真が考え出した変塗(顔料、炭粉、錫粉を用いたもの)を施して金属のように見せた「だまし絵」ならぬ「だまし漆器」なんです。

砂張塗盆 エドソンコレクション (柴田是真展の購入した図録より掲載しました)

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もうひとつ紫檀塗香合(したんぬりこうごう)をご紹介します・・・。何だかワクワクしませんか(゚m゚*)?私だけ・・・?

紫檀塗香合 エドソンコレクション

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紫檀とは高級輸入木材で、どっしりとした重みと赤味が特徴の高価なものです。香合とは香を入れるお道具。その紫檀を使った小さな香合。見るとヒビが入っており、木と金属の鎹(かすがい)を打って それも景色のひとつとして楽しんだのでしょう・・・とまぁなるのですが。実はこれも和紙で出来ており 紫檀を模倣した紫檀塗といって これまた是真が考えだした技法なのです。そう言われないとまったくわからないほどよく出来ていました。しかも、このヒビ割れも是真が故意に彫り表したものなんですよ。もちろん鎹も和紙で。すごいですよね。もうこの人を楽しませ洒落っ気たっぷりの作品には参りますね。

漆絵にしろ漆工芸にしろ いくつもの工程を経て ここまでやるかぐらいの技がそこには秘められており、漆を知りつくした是真だからこそ出来た超越した技術なのです。しかしその背景には 贅沢禁止の江戸の町で、高価な金や銀、紫檀などを使わずとも 安い炭や和紙などを駆使してつくりあげ 是真のしてやったのほくそ笑む顔が目に浮かぶようでならないのです。真相はいかに・・・。

もし世界中のどこかで是真の作品に出逢いましたら じっくりと観察して・・・だまされてみてくださいね(笑)

「柴田是真の漆×絵」展は、2月7日(日)まで開催しております。

最後まで お付き合い ありがとうございました。

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